レインボーマジックイン!

ずっと笑いを殺している白馬に、麗遠は顔をしかめる。

麗「おい、白馬。何を話している。」


その言葉に白馬は苦笑いをしながら何とか言葉を発した。

白「な、なんでもないよー団長さーん!」


「あ」

今…団長って…



と虹子奈が思ったのと同時に、白馬の頭に麗遠の強烈なゲンコツが飛んできた。

白「ぐはっ⁉︎」


うん、自業自得…だね…

虹子奈は白馬を哀れな目で見た後、澄まし顔でいる麗遠を見た。


麗「別に俺は好きで団長になったわけじゃない。好きでなったわけじゃない。」

再び椅子にドカッと座った麗遠を疑問に思いながら、


「(今…なんで二回言ったんだろう…)」


と虹子奈は心の中で呟いた。

< 68 / 74 >

この作品をシェア

pagetop