OUT
「じゅーう…きゅーう…」
工藤がニヤニヤしながら秒を数えだした。
更に震える永遠の手と、真理和の体。
これを地に落とした瞬間、あの銃で自分を撃ってくる…そんなの工藤の顔を見れば、手にとるようにわかる。
だか…離さなかったら真理和が…!!!
「ろぉおーく…ごーぉ…」
震える手を抑えて、永遠は真理和を見た。
真理和は震える体を無理矢理抑えて、永遠に目で何かを訴えてる。
そして、口パクで伝えた。
ぜ
っ
た
い
は
な
す
な
…
絶対離すな。