きっと恋、これは恋。
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「ひなた!!」
「千穂、来てくれたの!?」
千穂は当たり前でしょ?というように笑顔でこう言った。
「結婚、おめでとう」
長年の親友からのその言葉に、式も始まっていないのに涙が溢れてくる。
メイクを崩さないように、ぐっと堪えてみるけどダメみたいだ。
「千穂の馬鹿…
メイクとれるじゃん!!」
鼻声まじりにそういうと、
千穂は笑い始める。
「まだ式やってないでしょ?
ほら、はやく行きな。」
千穂はトンっと背中をおしてくれる。
「うん!!ありがとう。」
もうすぐ、私の結婚式が始まる。
相手は勿論…
「修平!!」
浅井と壁にもたれながら話している修平のもとへと急ぐ。