きっと恋、これは恋。



でもそれを先輩に聞かないなら


僕は一緒にいるんだ。





僕はただのずるいやつ。


八田先輩の存在を知っても

諦めきれなかっためんどくさいやつ。





簡単に

この気持ちを忘れることはできないよ。








「僕の初恋。

 もう少しだけ、頑張ろうかな…」






誰にも聞こえないように、


呟く。






こうなったら、

とことん二人を邪魔してやる。




憎まれるキャラになったっていい。



先輩の、ためなら。




僕に視線が、

少しでも向くなら。





ごめんね。


僕はきっと、いいこになれない。







____ずっとあなたを、想っています。



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