病弱女子とお医者様
だから、本当は連れてきたくないが、
姫抱きしながら、咲を車に乗せ、
走り出した。

しばらくして、病院につき、
点滴をすることにした。

まだ呼吸が苦しそうだ。

俺がしてやれるのもここまでかな。

あとは、咲の気持ち次第だし。

これからは、咲の気持ちを
優先しなきゃ今度こそ
咲が壊れてしまう。

そんなことを考えてると、
咲が起きた。
 『咲。おはよう。』

咲「………」

 『さ~き。おはよう。』

咲「……おはよ」

何とか返してくれた。
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