病弱女子とお医者様
 『えっ、明日?
  葵仕事じゃなの?』

葵「昨日無理言って
  休ませてもらうことにした。」

 『…そ、そうなんだ。』

葵「まぁ、緊張することないよ。」

 『う、うん。』

ってそう言うわけにもいかないでしょ?

そう思いながらまたおせち料理の
作り方を調べることにした。

葵のご両親が来るなら
失敗は許されないよね。

頑張らなきゃ。

 『葵、車出してくれない?』

葵「いいけど、どうかした?」

 『おせちの作り方大体わかったから
  必要な材料買いに行こうと思って。』

葵「じゃあ、俺も明日用の酒を
  買いに行きがてらついていくよ。
  あっ、いつものようにマスク
  忘れないようにね。」

 『わかった。』

それから、二人で支度をして、
スーパーへ向かった。

スーパーでいろいろ買い物をして、
すぐに帰ってきた私たち。

理由はみんな分かる通り
インフルエンザにかかるといけないから。

しっかり手洗いうがいをして、
葵と一緒におせち料理づくりに
取り掛かった。

意外と難しくて、出来た頃には
19時をすでにまわっていて…。

でも味は問題ないと思う。

葵もおいしいて言ってたし。

葵のご両親もおいしいと
言ってくれればいいんだけど…。
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