恋のはじまり?
「あっ、課長は大丈夫ですか?」


課長にドキドキしている事に戸惑いながら、庇ってくれた課長にそう尋ねる。


「あぁ、大丈夫だよ。それより、及川に怪我がなくてよかったよ」


そう言いながら、課長は私の頭を優しく撫でる。


か、課長!?


課長の行動に、さらに戸惑い、その場に固まる私。

その間に、課長はしゃがんでラックから落ちたファイルを集める。

私はその事にハッと気付き


「課長、これ、言われてた資料です。ここの片付けは私がやりますから」


忙しい課長の手を煩わせてはいけないと思い、さっき必死に取り出したファイルを渡す。

それに、これは私がバランスを崩したせいで、ファイルを落としたのだから。


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