星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~



~美姫 side ~


拓真『入るぞ!』

拓真?なんでここに…

ガラガラガラ!

拓真『美姫!大丈夫か?
…大丈夫なわけねぇよな。
気づかなくてごめんな。』く




そう言ってバスタオルをかけて

だきしめてくれた。

安心する。

美姫『…はぁ…だ…いじょぶだから…はぁ
このままで…はぁ…いさせて…はぁはぁ。』

拓真『わかったからもう話すなよ。なっ?
ほら深呼吸して?』

と言って背中をさすって傍にいてくれた。

どれくらい経ったんだろう?

呼吸も落ち着き気持ち悪いのもだいぶ

よくなった。

そして冷静になる。


!!!。

わたし今なにも着てないじゃん!

どうしよう


…とりあえず着替えないと…だよね


でも拓真が…

美姫『拓真ちょっと向こうで待っててくれる?』

そう言うと…

拓真『なんで?
また倒れちゃったらどーすんの?』

なんでって…

今のわたしの状態わかってる?

心配してくれるのは嬉しいけど…

さすがに…ねぇ?

ちゃんと説明すると…

拓真はやっと気づいたみたいで

照れたように出ていった。



でも…

拓真が来てくれてよかった。

最近あんまり体調よくないなぁ~

とは思ってたけど。

拓真がおじさん呼ぶか聞いてくれたけど…

絶対やだ。

今病院に行ったら…



入院になっちゃう。

入院になったら先生に会えない。

それに今は絶対にダメ。

せめて……

テストが終わるまでは…

だって先生と約束したんだもん。

目標達成できるかわかんない。

でも…

入院しちゃったら受けることもできない。

そんなのいや。

お願いだからテスト終わるまでは

頑張ってわたしの体。

テスト終わって先生にお祝いしてもらう

まではもってね。

お願いだから。

着替えて拓:真のところへ行き横になる。


拓真寝たかな?

美姫『拓真…起きてる?』

拓真『……寝てる。』

起きてるじゃん。

二人で笑いながら話をする。

すると


拓真『決めた!』

急になに?てか何を?

美姫『ん?なにを?』

拓真『俺、医者になる。
そんで美姫の病気治す。』

へ?なに言ってんの?

わたしの病気治んないのに…

美姫『!?ほんとに?』

拓真『ほんとに!
俺が美姫の病気治してやるよ。』

美姫『わたしの病気治んないよ?』

拓真『今はね。
でも未来はわかんねぇだろ?』

確かにそうだけど…

…嬉しいよ。

治らなくてもそう言ってくれただけで

すごく…すごく嬉しい。

あ…なんか

涙で視界がぼやけてきちゃつた…

こんなとこ見られたくない。

美姫『……ありがとっ…!』

そういって顔を見られないように

布団にもぐった。




♬♪。.:*・゜♬

目覚ましがなった。

美姫『……ん~…』

みんなはまだ寝てる。

時間は…10時。

やばい朝の薬飲まなきゃ。

体はまだ調子いいとは言えないけど

寝たらだいぶよくなった。

朝ごはん…ていうか…

まだ起きる気配ないし…

お昼になっちゃうかな?

とりあえず…

食パンたくさんあるし…

サンドイッチでも作ろっかな。

野菜スープ作って

サンドイッチも作っていると

拓真『おはよ。』

拓真が起きてきた。

拓真『体大丈夫?』

美姫『おはよ~もう大丈夫!』

拓真『サンドイッチ?
うまそ~♪早くたべよーぜ!』

朝からそんなキラキラの笑顔。

かわいいなぁ~癒される。

みんなもぞろぞろ起きてきて

朝ごはんという名のお昼ごはん。


ごはんも終わってそれぞれお勉強。

詩織『ねぇねぇ!
テスト終わったらさ打ち上げやろーよ!
ちょうどテスト帰ってくる日美姫の
誕生日だし!!
打ち上げと誕生日パーティ♪ねっ!』

わたしはいいけど…

柊『その前にテストだろ』

夏妃『そんなことばっか考えて…』

柊が厳しく夏妃は呆れてる。

柊『でも…そうだな。
美姫の誕生日はみんなで祝うか。』

美姫『いいの?』

柊『あぁ。』

やった♪

柊『詩織はテストで結果だしたらな。』

詩織『え~~~!?』

夏妃『あたりまえでしょ。』

そんな会話をしながら詩織は夢中で

勉強してお互いに教えあったりして

気づくともう18時。

ということで…

解散。

明日はテスト。

体調のことは心配だけど


テストが終わるまでは倒れるわけには

いかない。

今まで頑張ったのを100%だして頑張ろ!



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