星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~



~蒼 side ~



……さて。そろそろ帰るか。

帰る支度をして靴をはきドアを開ける。

ガチャ

美姫『ま、待って!』

なんだ?

蒼『ん?どうした?』

美姫『…しゃがんで。』

しゃがむ?

なんでだ?

とりあえず言われたとおりにするか。

俺がしゃがむと




チュッ



……………え?


今…なにが起きた?

美姫から俺に…

美姫をみると………

顔赤っ!

話しかけようとすると

美姫『……ばいばいっ!!』

そう言って俺の返事も聞かずに

ドアを閉めてしまった。




あの美姫が自分からキスしてくるなんて…

さっきだってあんなに恥ずかしそうだったのに…

やっべ


嬉しいな。


ほんと反応がかわいいんだよな。





今日は買い物して

ゲーセンでUFOキャッチャーして

ぬいぐるみとって

はじめてのプリクラとって


海に行って

美姫のオムライス食べて……

なにより

今までで一番長く一緒にいれた。

今日の美姫…

かわいかったな

いつもかわいいけど

制服かパジャマしかみたことなかったから

私服は新鮮だった。

手には俺があげたブレスレットが

つけられていた。

手もつないだし

抱きしめたり

お姫様だっこもしたし…

キスもしたし

してくれた

最高の1日だった。



俺と美姫の初デートはこうして終わった。

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