星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~
お買い物のあとは…



~拓真 side ~



今日はいつもの5人で買い物。



………そろそろ行くか。


美姫の家に迎えに行くと


ピンポーン

美姫『はぁーーーい!』

ガチャ

美姫『あ、拓真!おはよぉ〜。』

拓真『おはようって時間じゃないけどな。』

美姫『ふふっ。そうだね。
そろそろ待ち合わせの時間だよね?』

美姫は支度が遅い。

それに

歩くのも遅い。

だからまだ時間はあるけど

このくらいでちょうどいいだろ。

拓真『行くぞ?』

美姫『うんっ!』

俺の隣でちょこちょこ歩いている。

美姫は高2のわりに背が低い。

よく中学生にも間違われる。

拓真『相変わらずちっちぇな。』

思わず本音が…

美姫をみると少しむっとしている。

美姫『拓真そんなこと好きな人に言ったら
嫌われちゃうよ?』

…………

君なんだけどなぁ

俺の好きな人。


拓真『へいへい。』


そんな話をしてると

待ち合わせ場所に到着。

5人そろって出発。

拓真『そういえば何を買いに行くんだっけ?』


詩織『水着だよ!水着!』

あぁ…水着か

詩織『じゃああたしたちみてくるから!』

そう言って女子3人は水着コーナーへ

行ってしまった。


と思ったら詩織が走ってきて

詩織『拓真〜♪
美姫にセクシーなの着せるから
楽しみにしててね♡』

ブッ

飲んでいたコーヒーがヘンなとこに

入ってむせた。

拓真『けほっ……お前美姫に変なこと
すんなよな。』

詩織『むせちゃって〜
拓真ったらやらし〜♡
何を想像してたの?』

ニヤニヤしながらからかってくる詩織。

こいつ…本当ムカつくな。

柊『詩織、お前もみてこいよ。』

詩織『はいはーい♪
あたしと夏妃も水着姿お披露目するから
楽しみに待っててね♡
鼻血出さないように気をつけてね〜♪』

誰がお前の水着姿みて鼻血出すかよ。

てか別にみたくもないし。

拓真『あいつ…本当バカだよな。』

柊『あぁ。それが詩織だ。』

拓真『てか俺たちいるか?』

俺たちは水着買わないし

あまりいる意味ない気がするんだけど。

柊『荷物持ちだろ。』

あぁ〜そういうね。

納得。

男二人で話してると

詩織『拓真〜!柊〜!
お待たせ〜!!』

お披露目って今かよ。

詩織『ね!ね!どうどう?
似合ってる?』

詩織はそんなに細いわけじゃないけど

正直言って胸は小さい。

ほぼぺったんこ。

黄色いビキニを着ている。

夏妃は背も高く胸もでかい。

青紫のパレオがついている水着を着ている。

拓真『いいんじゃねぇの?』

てか美姫は?

詩織『みーーき!ほら早くー!』

ん?

夏妃『恥ずかしがってるの。』

夏妃がこそっと教えてくれた。

あ〜美姫恥ずかしがり屋だからなぁ…

詩織がやや強引に美姫を引っ張ってきた。

………そこまでするか…?

俺たちのいるところまで連れてきて

体に巻いてるタオルをとる詩織。

詩織『えいっ♡』

美姫『あ!ちょっ…!』

……………………


おぉ


拓真『にあってんじゃん。』

美姫は細いわりには意外と胸がある。

ピンクのビキニで胸のところにリボンが

ついていて下はスカートになっている。


美姫『恥ずかしいからあんまみないで』

急いで隠そうとタオルをとろうとするが

詩織『だーめ!みせないともったいない!』

なんだそれ。

美姫『なに意味わかんないこと言ってんのよ!…もう!着替えてくる!』

走って言ってしまった。

…まぁ……そうなるよな。

詩織『あ〜あ。拓真みた?
見たよね?ね?
また胸成長してたよ〜!
あたしよくチェックしてるからわかる!』

うるせぇな。

てかチェックって……

お前…美姫に何してんだよ。

柊『詩織変態。
早く着替えてこいよ。』

詩織たちも着替えて店をあとにした。

このあとは……


俺の家で美姫の誕生日パーティー。

サプライズで。

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