「私は貴方のモノ」【完結】
「お前の体に、俺を叩き込んでやるから。
俺以外無理ってぐらい」

「やっ」

「その内、慣れる。…タエ」


嫌がるタエは、涙を薄ら浮かべた瞳で俺を見た。


そんなに嫌か?俺に抱かれるのは。


なあ。
タエ。

お前は。




「――――………俺以外見るな」



俺だけを求めて、俺だけを知って、俺だけに抱かれろ。



そしたら、俺もお前だけを見てやる。



お前の瞳に、俺だけを映せばいいんだ。



他は何も要らないんだ。
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