秘密の恋人 シリーズⅠ〜幼なじみの恋人〜
頭の中が真っ白になった…。

いくら僕が悠樹のことを好きになっても、僕を恋愛対象として見てくれるわけがない。


……諦めよう。


「わかった、いいよ」
「ありがとうございます!」


他の人が見れば僕らはだたの友達。
そもそも男の僕が悠樹のことを好きになるのが間違ってる。

すると後ろから服の裾を軽く引っ張られた。

「ヒロ…次の授業始まる」

振り向くと悠樹が立っていた。

「え?う、うん。今行くよ」
「どうしたの?…それ」

悠樹の視線の先にはさっき渡された悠樹宛の手紙があった。
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