NA・NA・MI
「どうした?」
洋介はビックリしたような、不安そうな顔をして、アタシの顔を覗き込んだ。
だーかーらー!
顔を近付けないでよ。
アタシは後ろに下がった勢いで、尻餅をついて転んでしまった……。
恥ずかしい。
恥ずかしいよ。
きっと゛穴があったら~゛ってのは、こういう時の為に使うんだ。
「…ごめん」
「俺の事嫌い?」
嫌いじゃないよ!ヤバい。又振られてしまうよ。
ちゃんと言わなきゃ…
「緊張しちゃっ…?!」
その時、アタシと洋介の唇が重なった。