NA・NA・MI
アタシは更にパニックになって、動けなくなった。
こんな時、どうすればいいんだ?
息は止めた方がいいの?
だって、鼻息がかかってしまうだろ?
少しすると、洋介の唇はアタシの唇から離れた。
「可愛いな」
洋介はアタシを見て、笑顔で言った。
可愛い?
アタシのテンションは又更に盛り上がる。
「立てよ?」
「うん!」
アタシは洋介から差し出された手を握って、立ち上がった。
無言で歩いていたって、アタシと洋介の間にある柔らかい空気が、不安をかき消してくれる。
うん、決めた。
アタシ、高校を卒業したら洋介と暮らしてあげるよ。