NA・NA・MI

次の日アタシは流石に学校を休んだ。

やってらんない。

学校も男も。



「あら、今日は休むの?」



相変わらず無職で、呑気なババァに言われた。


マジやってらんない…。


そして昼過ぎ頃、珍しく客が来たんだ。



「奈菜、体調悪くないんだったら出てよ」



少しは動けよ、糞ババァ…。


アタシはぶつぶつ言いながら玄関に行くと、制服姿の菜実が立っていた。



「…何しに来たの?」


「お見舞いよ」



菜実はそう言って笑った。


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