NA・NA・MI
アタシはいつもの公園に戻ると、ベンチの上に横になった。
普通年頃の女がこんな所で寝ると危険なんだろうけど、不潔感いっぱいのブス面だ。
何の心配も無い。
お腹が空けばゴミ箱をあさり、そんなアタシを嫌そうに見る奴らの目も気にならなくなった頃、救いの神が現れたんだ。
いつものようにベンチで眠っていると声が聞こえた。
「何やってるんですか?」
目を開けると、そこには小野田が立っていた。
「見ての通りだよ」
アタシは鼻で笑って言った。
「よくこんな所で眠れますね」