肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
ちょっと、話ずれてませんか。
辻先生。
でも、そんなにわかるぐらいに変わってたんだ。
私は全く気付かなかったよ。
ただ、私を慕ってくれる生徒って感じだった。
可愛いなあって微笑ましく見てただけだったし。
「まあ、でもさ。
流石の久住君も行動には移さないだろうなって思ってたんだよね。
山本先生が来るまでは」
「……」
びしぃっと私を指差すと、ふっふっふと辻先生は不敵に微笑む。
「だって、あそこまで安西ちゃん狙いってのをビンビンに出してたらそりゃ焦るよね」
またふふふと妖しく笑う。
だよなあ。やっぱり辻先生も思ったんだ。
春斗が来なきゃ、多分久住君は気持ちも伝えずにいたかもしれない。
……やはりあいつの所為か。