肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
「まあ、でもさ。生徒との恋って、昔もだけど…今の方が敏感だろうからね。
どうなのよ?安西ちゃんの気持ちとしては」
「どうって言われても、私は可愛い生徒としてしか思えないし」
「だよねえ。ドキドキとかしないし」
「……」
いや、私はしてしまったぞ?
え?何?私、ヤバイ?
「え。安西ちゃん。ときめいたの?」
辻先生が目を真ん丸にしている。
「ときめいたって言うか、いや」
うまく説明出来なくて口籠ると、辻先生はまたニヤリ顔になった。
「ふうん、あのワンコも隅に置けないな」
「違いますっ!てか、ワンコって言わないで下さい!」
「えー。じゃあ何。猫?」
「……羊です」
「………ひ、羊」
「……あの、髪の毛のふわふわ感が……って笑うならちゃんと笑って下さいよ!!」
辻先生は顔を背けて、肩をふるふると震わせている。
羊と久住君を想像して、一人ツボにでも入ったのだろう。