浮気彼氏【完】
美希とは小学校からの付き合いで、言わば幼馴染の関係。
最近は余り無かったけど、お互いの家に良く泊まりに行ってた間柄だから、家に行く事に何の抵抗も無い。
美希は、オレが愛と付き合ってることも知ってるから、たまに相談したりもしてる。
「あ、美希?今から行くよ。」
「うん。ご飯温めて待ってるね。淋しいから、早く来てね?」
美希は昔から淋しがりな所があって、何かとオレにくっ付いて居た。
それは、高校生になっても変わらないらしい。
アイツもモテるんだから、彼氏でも作ればいいのに・・・。
そんな呑気なことを考えてたオレは、何にも気付いていなかった・・・。
勿論、この先に最悪な未来が待っているなんて、カケラも思っていなかったんだ・・・。