鈴が咲く【前編】
「あとどれ位だっけ?
二週間?」
「あ~...
7月の初めにやって...
テストが返って来るころには夏休みだな...」
「んで、
テストが悪いと
夏休み中補習と。」
翔が思い出すように言うと、
龍也君が二ヤッと笑った。
「そっか~..
じゃあ、後2週間くらいだね...
放課後にみんなで集まろっか!」
「ん。
良いんじゃね?
どこで集まる?」
「ホスピタルルームは?」
「寮のロビーは?」
「誰かの部屋とか?」
みんなが口々に案を出す。
どうする?
龍也君に目で問いかける。
「...
まず寮のロビーは広いけど、
テレビとか自販機とかあって
誰かさん達が
集中できなさそうだから無し。」
関石君と遠山君が
ギクッと体を揺らす。
「じゃあ、
ホスピタルルームか、
誰かの部屋?」
「!!
いーこと思いついた!」
「「「「???」」」」
みんなの視線がこっちに集まる。
「あのね、
勉強する場所は、
ホスピタルルームにしよう?
あそこなら、
キッチン関係もあるし、
机もソファも...
てか、家にある物全部あるでしょ?
それで、勉強したい人は、
部屋に来るの。
一人でしたい人以外ね?
来た人で、教えあったり
一緒にすればいいんじゃない?」
「いいな、それ!」
「さんせー!!」
「良いと思う。」
「そうしようや!」