鈴が咲く【前編】
私の体の中に、
邪気が入り込んでくる。

「っっ!!」

強い...
これは...人の心の闇...?
普通の邪気じゃない...



「っ...ぅ、ぁ...」
思わず座ったままうずくまる



きっつい...






「「「さ、咲希(ちゃん)!?」」」

「ぁ..うん。
ごめん..大丈夫...」

「ほんとか...?」

「うん。
大丈夫...」



疑っていたみたいだったけど、
聞いても無理だと思ったみたいで
それ以上は聞いてこなかった。



「咲希ちゃん...?
翔太は...?」

心配そうに関石君が聞いてくる。

「大丈夫だよ。
もう、すぐ起きるから...」

「そうか...」



立ち上がって、
もう一度、片手で別の印を組んで
翔の額にあてる。


「翔....」


フッ...

立ったまま、
印に霊力を込めて息を吹きかけた。

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