鈴が咲く【前編】
双竜~燈兜の使い~
ガタン

扉を開ける


「うっわ...」

「何、これ...」

いつもより、邪気が充満していた


「...亮にぃ達、サボったのかな?」


少し茶化すようにそういう。



これ...
溜まってるの、校舎の上空だけ...?

地上とか校舎内じゃこんなの感じなかった...






「...とりあえず祓うぞ」

「うん」



三人に離れてもらって荷物をおく。




「我、陰陽道を司るものなり。
我の力を使い悪しき気を祓え。
急急光律令!!」

私、オリジナルの術。

小さい頃から、
「光律令」で修行してたから、
今はこっちの方がレベルが高い。




背中あわせにたった翔も
終わったみたいだった。



『オマエラ...
ナニモノダ...』

!!!

「みんな!
その上に上がって!!」

給水タンクの上に
三人をあがらせた。


『オンミョウジカ...
...ワレニチカラヲ...』

その間にも、影が渦まいていく



「守!!
 禁!!
 護!!」

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