鈴が咲く【前編】
その声を出すとほぼ同時に
地面を強く蹴って
敵の中心、ど真ん中に飛び込んだ。
同じタイミングで飛んだ柳も
隣で体勢を捻って…
「っなっ!?」
「っ……!!」
私と背中合わせに、
敵の中心に着地した。
目線をそちらにやることはないけど
楚宙と夜召が戦っているであろう戦闘音が
そう離れていないところから聞こえる。
ピリピリとして張り詰めた空気。
独特の緊張感。
こういう時のタイミングや呼吸ほど
合うものは無い。
3
敵の1人が妖刀に手を添える。
2
柳が足を引いた。
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