恋は残業の後で!


「大丈夫です。先輩も付き合って残業して下さってるんですし明日は普通に」

もう11時を回ってる。

二人共帰宅は日付変更線を越えるだろう。

先輩の手から鍵を取ろうとして

「ええ言うてるやろ。人の好意は有り難く受け取れ」

「いえ、そんなわけには」

鍵を取り返そうとすると

「あっ!」

ツルッと滑り

「危ない」

先輩が慌てて支えて…

えっ?

な、何ですか?

「せ、先輩」

何故か編集部のドアと先輩に挟まれている。

えっと…

これは壁ドンならぬドアドン?

なんて悠長に思っている場合ではない。

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