永遠の果て

 ソファーに深くもたれ、ブラウン管から流れる映像を、ただ視界に入れていた。はずだった。

「…織、…詩織」

 体が揺れる。しかたなく、目を開けた。
 困った顔をして
「こんなとこで寝たら風邪ひくよ」
 母が言った。
 テレビを見ていたはずが、いつの間にか眠っていたみたいだ。
 テレビはついていないし、隣に座っていたはずの結衣ちゃんの姿も見つからない。

「あれ、結衣ちゃんは?」
「結衣ちゃんならご飯の時間だから、幸生と一緒に帰ったよ」
「…そっか」

 せっかく久しぶりに会ったのに、悪いことをしてしまった。何か話がしたいみたいだったし、また今度埋め合わせをしなくては。
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