好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
「…最低!

好きじゃないならキスするな!」


私は怒鳴りつけるようにそう言って、バッグを掴んで部屋を飛び出た。


「えっ? お、オイ…⁉︎」


後ろの方で課長が私を呼び止める声も聞こえたけど、

無視して玄関を出た。


追ってはこなかった。

…バカ。ほんとに。
< 197 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop