病弱女子とイケメンDoctor。
莉音「ふぇぇぇっ…グスッ」



莉音の目から止めどなく流れる涙…



響紀「莉音…泣かない。」



莉音「だってぇぇ…グスッ」



響紀「だって?」



莉音「響紀がぁ…ふぇ…」



響紀「えぇぇ…俺のせい…?」



こくんと頷いた莉音。



響紀「ごめんごめん…」



俺は莉音のことを抱きしめながら言った。



莉音「グスッ…ケホケホッ…」



響紀「莉音?泣きやもう…」



莉音「ケホケホッ…ゴホゴホっ…」



莉音の顔は苦しそうな表情に変わっていって…



莉音「ケホケホッゴホゴホッ…」



響紀「苦しいね。深呼吸しよっか?」



莉音「ゴホゴホッ…ケホケホッ…」



響紀「むりか…。吸入しよ?」



俺はテーブルの上から吸入をとった。
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