茜と不思議な夏
「やだやだやだ!!」


「茜....?」


「何でアイツが....!」


「茜、みことくん嫌なの?」


「だって、超俺様で超毒舌で超悪魔じゃんっ....」


「まさか、神楽さんの息子さんが彼とは思えないよね....美鈴さん?」


「そうね....」


しみじみと遠い目をしている。


「何を遠い目をしてるのよおおおっ」


すると、インターホンが鳴った。


パパが落ち着いた声で出ると、また微笑んで返事をし、玄関へ向かった。


しばらくすると、豪快にリビングへ入ってくる奴が現れる。


「茜ーーっ!!」


で、出た!みこと!早くない!?


でも今は自分の部屋で隠れてる。


また無茶ぶりを受けるのはごめんなのよ!


すると、私の部屋のドアが豪快ひらいた。


私は押し入れに隠れてるから平気だけど....!


するとすぐに押し入れを豪快に開いた。


私は恐る恐る上を見上げると、にっこり微笑んでいるみことがいた。
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