翠羅
プロローグ
私が中学2年の冬、お兄ちゃんと喧嘩をして家を飛び出し、昔よく遊んでいた近所の公園に逃げた。誰もいないと思ってブランコを1人でこいでいたらブランコの向かえのベンチに人が寝ていることがわかった。私は気になり駆けつけてみるとそこには傷だらけの男の人が寝ていた。真冬なのに半袖で寒そうだったので私は彼に私が着ていたセーターをかけてあげた。全く起きそうになかったので心配だったけどお兄ちゃんが迎に来てくれて家に帰った。
< 1 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop