いちご
「ねぇねぇ!!どこの小学校から来たの?」

美穂は、自分の友達を放り出して私の机に来てくれた。

「えっと…浜種小…」

私は、まだおどおどして小さな声でしか答えられなかった。

「もしかして隣町から来た?」

「う…うん……」

「そうなんだぁ♪」

美穂は、おどおどしてる私に優しく笑顔で話し掛けてくれた。

「ねぇねぇ!!一緒に話さない?」

「えっ……良いの?」

「勿論だよっ♪」


1人で居る人を絶対に放って置かない

仲間外れなんて絶対にしない

いつも笑顔を絶やさない


それが美穂だった。


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