続♪ 奥様のお仕事 
「拓海くんのおかあさん」

振り向くと担任の先生とベテラン先生が立っていて
また何か言われるかと緊張した。


「私 嬉しくて・・・・・」
若い先生から涙が・・・・・・

「拓海くん一つもやってなかったけど
踊り完璧に覚えていたんですね・・・・・
昨日は一睡もできなくて・・・・・・・」


思わず先生の手を握り締めた。


「すみません先生・・・本当にご迷惑ばかりかけて
親の私も拓海のことよくわからないくらいなんです
私も一睡もしてないんです」


私と先生は同じだ。

拓海と言う子供を世間や父母たちに
ちゃんと躾けられてないとみられるのが怖いんだ・・・・。


「おかあさん 拓海くんはなかなかですね。
子供らしくない集中力とか プライドが高いんですね
ちょっと把握できない子です」


ベテラン先生も困惑気味。


「後はリレーを何とか・・・・・バトンを受け取ってくれて
素直に前に向かって走ってくれたらいいんですけど
わざとに反対に戻って行くんです」


「まだ一つありましたね・・・」

胃がキリキリ痛み出した。
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