四葉のクローバーの秘め事
「小鳥遊の奴、私の聖になんてことをっ!」



「なんで薙晶が怒るの?応援してくれたの薙晶じゃない。」


「それはそうだけど。聖を取られたようで、嫌なものは嫌なの。」



母親を下の兄弟に取られた子供か。
でも、お互い一人っ子なんだけどね。

と、薙晶の可愛い嫉妬にそんな突っ込みを入れたくなる心境の浅雛。



「はいはい。薙晶は私の唯一無二の存在よ。これでどう?」




「なんか投げやり―」


「凄い。良く分かったね。」


「ちょっと~」


「あはははは………」



ふざけ合う2人がいるのはホテル………


ではなく、最近出来たお洒落なカフェだ。



浅雛が非番の今日、買い物をしようと朝食がてら待ち合わせをした場所。



小鳥遊の話題も入った雑談を交えながら、食後のコーヒーを飲む。


テーブルに雑誌を広げ、今日行くショップのセレクト中だ。





浅雛と薙晶の楽しそうに笑い合う姿は、どこにでもいる普通の女の子だった。
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