【短編】毒舌教師の甘い罠
「だから答えはthat、分かった?」
翔ちゃんに補習で呼び出されたときも、嫌がりながらも内心すごく嬉しくて。
補習の面倒臭さなんかより、翔ちゃんと2人きりになれる喜びの方が断然大きかった。
翔ちゃんファンの女子達に羨ましがられて、口では代わりに行ってほしいくらいだよ!なんて言ってたけど。
正直、生まれて初めて英語ができない自分に感謝した。
「あー、そういうことか!分かった!」