軌跡ーキミトノオモイデー
「はぁ?違う??」



「ああ。今回の小説は絶対に未風のものじゃねぇ。」




俺はそう徹に言うが徹は携帯の画面に目を向けたまま




「つーかそんなこと俺に言われてもなぁ。」




と興味を持つ様子はなかった。




「その未風?って小説のことだったら女子の方が知ってるんじゃねぇの?」




徹はそう言うとその辺の女子生徒に声をかけた。





さすが、何度も彼女ができた男は女なれはしてるらしい。





「え~?今回の悲神の小説?」




どうやら女子の間では未風のことを悲神と呼んでるらしい。




「そうかなぁ…いつも通りだったと思うけど…」





そう首をかしげる女子生徒。




…やっぱり普通に読んでる奴じゃダメなんだよな。




そうしていると…









「飯塚くん。」





そう声をかけてくるのは…真面目なうちのクラスの学級委員長だった。
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