完璧少女と文系男子の恋愛記録

始業式とクラスメイト

藤宮刹那Side

毎年恒例のガヤガヤと騒がしいこの時間。

皆が皆一カ所へと集まる朝の光景。

今日は始業式の日でクラス替えの日だった。

毎年、毎年よくもまぁ、あんなに騒げるなー。

友達の居ない私は、誰とクラスが一緒とか離れたとか気にならないし不思議だった。

だから、今年も一人で掲示板に向かい何組なのかを確認する。

えっと……3ー2か。

自分の名前を三クラスの中から見つけだすのに、そう時間は掛からず数分で見つける。

そして、未だ騒がしく話している同級生の後ろを通りすぎ自分のクラスへと向かった。
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