【完】あたしはニセカノ。
ふたりと話していると、


なんだか気が楽になった気がする。


あたし、


もう少し…頑張れるかな。


「あたし…頑張ってみる。ふたりとも、ありがとう」


「うん、その調子。こうなったら、もう一度学校に戻ろ」


桃ちゃんが、あたしの手をとる。


「学校に…?」


「そーだよ。それで、涼くんと一緒に帰るの。あたしたちが仲裁に入るから、大丈夫だよ!」


頼もしいけど、涼くんまだ怒ってるかも。






結局、学校に戻ることになった。


あんまり気がすすまないよ。


涼くん、あたしを見てどんな顔をするんだろうな……。



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