【完】あたしはニセカノ。
「紗南ちゃん、もうこのぐらいでいいよね?涼くんは、紗南なら…って思って付き合ったはず。

もっと、自信持って」


桃ちゃんが、あたしの手を取る。


「うー…ん。元カノとは、なんでもないってことはわかった。


だけど、涼くんと仲直りする自信がないよ…。昨日の涼くん、怖かった…」



「普通にしてれば、いーのよ。帰ろって、それこそ後ろをついて歩く」







「そんなので、大丈夫かな…後ろついて来んなよ。ウザ!!って言われそう」


「ハハハッ!!紗南ちゃん、なかなか似てるな。

お前は俺の背後霊か!!とも言いそー!ギャハハ」



タイちゃんがゲラゲラと笑い出す。


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