【完】あたしはニセカノ。
急いで涼くんのクラスに向かった。



遅かった!!



クラスからはどんどん人が出てきていて、この調子だと涼くんもとっくに帰ってるかもしれない。


途中ですれ違わなかったし、


もしかして…


と、念じながらクラスを覗いた。






あー!


やっぱりいない!!


ガクッ!!


思いっきりこうべを垂れていると、誰かに背中を叩かれた。


ポンポンと、優しいタッチで。


「涼くんっ!?」


期待して顔をあげると…。


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