あなたと
突然・・・

それから、数日がたちあの日以来先輩方とは会わなかった。 あの日までは…

ある10月の木曜日,昼休み、自席で弁当を食べ終わり、小説を読んでいると、なにやら廊下の方が騒がしかった。
私は気にせず小説を読んでいると、聞き覚えのある声が聞こえた。
「ねぇ、そこのあなた、あなたのクラスにトキちゃんはいる?」
初めは誰だかわからなかったが、
その聞かれた子が、
「すみません綺娘会長先輩、トキちゃんって誰ですか?」
会長さんの名前が聞こえて私は固まってしまった。
(なんで、先輩が私を探してるの… 私なんかわるいことした? なんか怖い、早く逃げたいけど足が動かない。)
私は恐怖のあまり動けなくなっていた。
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