日賀國物語
「久しぶりに来たわ…」

この蔵に来るのは約1年ぶりだった。
車で来れない道だし遠いので、あまり来ることがない。

ガラガラと鍵の掛かった引き戸を開け、中へと入る。

蔵と言ってもただ無造作に書物が置いてあるのではなく、部屋が幾つかあってその中に本棚やショーケースがある。

三年前に改造したのだ。

引き戸を開けると大きな水瓶がお出迎えしてくれる。

水瓶は蓋が閉じられていて、中には大昔の水と空気が入っているらしい。

「大昔って言うけど、一体どの時代のなのかしら」

靴を脱いで上がると、そのまま本棚の方へと進む。

< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

センセイって。

総文字数/2,915

恋愛(学園)8ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私の薔薇色の青春は、入学して一ヶ月で諦めた! さようなら青春! さようなら(出来るかもしれなかった)彼氏! 「可愛い…あの腰の細さ…小柄さ…生徒に同化してる…可愛すぎる!」 生徒に紛れても違和感のない先生 藤堂 太陽(トウドウ タイヨウ) × 変態女子高生 矢崎 星(ヤザキ セイ)
ぼくはロボット。

総文字数/1,147

ファンタジー3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ぼくはロボット。 あなたはご主人様。 それはずっと、変わらない――― 2014年 10月14日執筆開始
貴方の声とその中で

総文字数/0

歴史・時代0ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ーねぇ、私、貴方の事が好きよ。 ー…大好きよ。 声が紡ぎだす素敵な恋のお話。 2014年 10月3日〜

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop