きみの音
実音side
「実音〜!」
小学校から大親友の森波 由梨(もりなみ ゆり)があたしを呼ぶ。
「はーい、どうしたの?」
あたしは由梨の席へと向かう。
由梨は少し恥ずかしそうにしながら、あたしの耳に顔をよせた。
「実はね、私ね…寺崎くんと付き合うことになりました!」
「え?!ほんとに!?
おめでと〜!!」
今、由梨に祝福の言葉を投げたのは高校2年生軽音部の青唄 実音(あおうた みおん)です!
ちなみに三度の飯より歌が好きです!←
「ありがとう!
実音がいっぱい相談乗ってくれたからだよ!」
そんな可愛いことを言ってくれた由梨は男子バレーボール部のマネージャーなのっ。
由梨はそこのエースと付き合うことになったのよね〜
「ほんとによかったね、由梨!」
「うん!ありがとう!
……でね、下校のことなんだけど…その…」
あっ、なるほどね!
「全然いいよ!
あたしは部活の子とでも帰るから!」
「ほんとに!?
ごめんね…」
そりゃ、一緒に帰りたいよね。
ちょっと寂しいけど仕方ないかぁ…。
「はっ、部活の時間だ!
じゃあ、あたしは行くねっ」
由梨にバイバイと言って教室をでた。
部室に向かう途中、あたしは由梨の彼氏こと男子バレーボールのエース、寺崎 のぞむ(てらさき のぞむ)に会った。
あたしは寺崎を冗談っぽく睨みつけてこう言った。
「由梨のこと大切にしなかったら許さないからねっ?」
寺崎は笑ったあと、顔を引き締めて
「もちろんです!お姉さんっ」
「誰がお姉さんよっ!
じゃあねっ
部活、頑張ってねっ」
「あぁ、お前もな!」
そう言って別れて、あたしはまた部活に向かう。
……恋愛かぁ。
一生、縁のないものかもしれないなぁ。
告白は人並み程度にはされてきた。
でも、好きじゃない人と付き合うっていうのはなんだか気が引けてしまう。
あたしも由梨みたいにお姫さまみたいなフワフワの髪だったり、パッチリとした目だったらなぁ。
ま、いいんだけどね!
だって、あたしはずーっと歌に恋してるんだから!
そう思いながら、目的地の「軽音部」と書かれた部室に入る。
「実音〜!」
小学校から大親友の森波 由梨(もりなみ ゆり)があたしを呼ぶ。
「はーい、どうしたの?」
あたしは由梨の席へと向かう。
由梨は少し恥ずかしそうにしながら、あたしの耳に顔をよせた。
「実はね、私ね…寺崎くんと付き合うことになりました!」
「え?!ほんとに!?
おめでと〜!!」
今、由梨に祝福の言葉を投げたのは高校2年生軽音部の青唄 実音(あおうた みおん)です!
ちなみに三度の飯より歌が好きです!←
「ありがとう!
実音がいっぱい相談乗ってくれたからだよ!」
そんな可愛いことを言ってくれた由梨は男子バレーボール部のマネージャーなのっ。
由梨はそこのエースと付き合うことになったのよね〜
「ほんとによかったね、由梨!」
「うん!ありがとう!
……でね、下校のことなんだけど…その…」
あっ、なるほどね!
「全然いいよ!
あたしは部活の子とでも帰るから!」
「ほんとに!?
ごめんね…」
そりゃ、一緒に帰りたいよね。
ちょっと寂しいけど仕方ないかぁ…。
「はっ、部活の時間だ!
じゃあ、あたしは行くねっ」
由梨にバイバイと言って教室をでた。
部室に向かう途中、あたしは由梨の彼氏こと男子バレーボールのエース、寺崎 のぞむ(てらさき のぞむ)に会った。
あたしは寺崎を冗談っぽく睨みつけてこう言った。
「由梨のこと大切にしなかったら許さないからねっ?」
寺崎は笑ったあと、顔を引き締めて
「もちろんです!お姉さんっ」
「誰がお姉さんよっ!
じゃあねっ
部活、頑張ってねっ」
「あぁ、お前もな!」
そう言って別れて、あたしはまた部活に向かう。
……恋愛かぁ。
一生、縁のないものかもしれないなぁ。
告白は人並み程度にはされてきた。
でも、好きじゃない人と付き合うっていうのはなんだか気が引けてしまう。
あたしも由梨みたいにお姫さまみたいなフワフワの髪だったり、パッチリとした目だったらなぁ。
ま、いいんだけどね!
だって、あたしはずーっと歌に恋してるんだから!
そう思いながら、目的地の「軽音部」と書かれた部室に入る。