クールなお医者様のギャップに溶けてます
「亜樹…朝だぞ。」

「ん〜…。」

もう少しあったかい布団の中にいたくて、声がする逆方向に寝返りを打つ。
この二度寝の瞬間がたまらなく気持ちいい。
またうとうとしていると、背中に人の温もりを感じて目が覚めた。

「おはよう、亜樹。」

耳元で朝一に聞く先生の声はなんか艶っぽくて、一気に脳が覚醒する。
しかも、背後から抱き締めているのは素っ裸の先生だ。
もちろん私もなんだけど。
恥ずかしさで頭に血が昇って脳が沸騰しそう。

「あ、あの、今何時ですか?」

「5時半だ。」

先生って起きるの早いんだな…。
あと30分は寝れたじゃん。

「また寝ようとしてるのか?」

「こんな状況で寝れる程たくましくないです。」

「じゃあ、今からまたするか?」

「な…?!」

驚きの発言に思わず振り向いた時、チュっとキスをされる。
してやったり顔の先生がなんか可愛くなくて、キッと睨む。

「先生ってもっと冷めてる人なのかと思ってました。」

「亜樹から見た俺はどんなイメージなんだよ?前にも笑わない人だと思ってた、とか言ってたよな?俺は至って普通の男だ。好きな女が裸で寝てたら襲いたくなる。」

「いやいや、昨日散々…。」

「散々、何?」

またニヤっと笑う先生が憎たらしい!
こっちはさっきから、顔真っ赤なのに!
またからかわれるのは嫌だから、先生に背中を向ける。

「今日が休みなら良かったのにな。亜樹をたっぷりイジメてあげたのに。」

「ひどい…。イジメられるのは仕事で十分なのに。」

「それだけ可愛いって事だよ。まぁ、今日は解放してあげるから、冷える前に着替えなさい。俺は先にシャワー浴びてくるから。」

先生と離れると寒さと寂しさを感じる。
なんだかんだで私、先生に支配されちゃってるじゃん。
ていうか、朝ご飯!
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