クールなお医者様のギャップに溶けてます
2月1日午前10時。
先生が実家まで迎えに来てくれた。
「亜樹、粗相のないように気をつけるのよ。」
「ちゃんと挨拶するんだぞ?」
緊張でガチガチの私は心配する両親に硬い笑顔で答える。
その笑顔に両親も苦笑いだ。
「では、亜樹さんをお借りします。責任持ってそのまま病院に送り届けますから。」
先生が親に挨拶したのを見てから車に乗り込めば、すぐに車は発進。
「緊張してるな。」
「笑わないで下さいよ。そりゃ緊張しますって。」
「可愛い顔が台無しだ。」
「そういう事も言わないで下さいっ!」
「ハハ、その調子でいいんだ。普通にしろ、普通に。」
先生の親の前で普通に、なんて出来ないよ。
こんなの初めてなんだから。