クールなお医者様のギャップに溶けてます
リビングに通され、ソファへ座るようダンディーに指示される。

その前に手土産を渡すと、すぐにお茶を淹れますね、と言って綺麗な女性が台所へ入って行く。

手伝うべきか迷ったけど、先生が声を掛けてくれたおかげで、自然とソファに腰掛ける事が出来た。

「母さん、お茶はいいからこっちへ来なさい。」

ダンディーの一言で綺麗な女性がダンディーのそばによる。

「聡の父と母です。」

「本山亜樹です。聡さんと同じ病院に勤務している看護師です。よろしくお願い致します。」

「ふむ。で、聡、探していたお嬢さんはこの子か?」

「はい。ちゃんと期限内に見つけました。亜樹との結婚をお許し頂けないでしょうか。」

「ふむ。確かに期限内に連れて来たな。ただな、百合子さんがどう言うかな?母さん、百合子さんを呼んで来なさい。」

美人なお母さんは一瞬、私に申し訳なさそうな顔をして部屋を出た。
何、今の表情?
ていうかさっきから聞く百合子さんって何者?

隣りに座る先生の方を見ればその表情は暗い。

何か分かるかな、と思って先生とダンディー父の様子を見ながら探っていると、ドアが開き、美人母の後ろにお人形さんみたいに可愛い子がやって来た。
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