クールなお医者様のギャップに溶けてます

でも、こんな風に普通に話せてるなんて不思議。
先生には冷酷で怖いイメージと仕事人間的なイメージしかなかったから。
仕事以外の事を話せるなんて、ちょっとすごい事かも。

質問したら答えてくれるかな？
聞いてみてもいいかな？

「先生ってどんな女性がタイプなんですか？やっぱり俺色に染まってくれる従順な女性？」

「何だそれは。」

「前に合コンに行った時に言われたんです。気の強い女より守りたくなるような女がいい。さらに言えば男に尽くしてくれる女がいいって。」

男とはそういうものだ、と男を代表してます、位のテンションで熱く語っていた人だった。
結局、理想が高過ぎて彼女出来てないらしいけど。
でも勉強になった。

「まぁ、その意見は分からなくはないな。」

なんとっ⁈
やっぱりそういうものなんだ。
草食系男子とかいいながらも根本はやはり亭主関白なのか？

私、結婚出来るかな〜？
可愛い従順な女になれるかな。。

「…おいっ。」

「ん？何ですか？」

「今、どっか行ってただろ。話聞いてたか？」

「えっと、聞いてましたよ。男は俺色に染まって欲しいって話ですよね？」

「やっぱり聞いてなかったか。まぁいい。これから教えていってやる。」

何かブツブツ呟いているけど、私、ちゃんと先生と普通に話しが出来てるよ！質問に答えてくれたし！

今日は多くの事を克服した記念すべき日だ。
それもこれも先生のおかげ。

もしかしたら、先生って見た目だけじゃなくて、中身も素敵な人なのかもしれない。

昨日までの私には考えられないけど、もっと先生の事を知りたいし、話しをしてみたいと思う。