クールなお医者様のギャップに溶けてます
「そうだ、花絵とこうちゃん三人で今日ラーメン食べに行かない?」

「ぼく、当直です…。」

「そうだった。花絵は?」

「私は大丈夫だよ。ていうかラーメンじゃなくてイタリアンにしない?ちょっと久しぶりにゆっくり話そうよ。」

「いいよ〜。どこにする?」

「えぇ〜ぼくも行きたいー‼」

「うるさいっ!またそのうち連れて行ってあげるから。」

「えぇ〜ぼくもお喋りしたいー」

「うるさいっ」ってまた言おうとしたら背後から声が聞こえてきた。

「君たちは騒がしいな。」

いつからそこに…。

「「「すみません。」」」

3人で声を合わせて謝る。

「まぁ、休憩時間だから自由にして構わないが。」

そう言うと先生は私の隣りに座ってお昼を食べ始めた。

なぜここで食べる…?

周りを見渡してみると、さっき花絵が言っていたように事務所の女子に睨まれた。

ひぃぃ。怖い。

「先生…あちらのテーブルの方が静かですよ?」

事務所の女子たちのいる方を指差したけど、意味なし。

「どこで食べようと俺の勝手だろ。」

一蹴されてしまう。

仕方ない。私が動きましょう。
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