俺様系後輩からは逃げられない?!




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三嶋亜美から敵意を向けられてから数日が経った日の昼休み









最近天原純がめっきり来なくなった





親友の茉実がこっちに向かってきて
言った




「最近、純ちゃん来てないね。何かあったの?」



「さぁ…」







あんなにウザいくらい来てたのに

急にどうしたのかな…








うわっ

何考えてんの、私ったら…









茉実が窓を見ていると、急に驚いた顔をして言った



「小春小春っ!渡り廊下!!」


「何よ、イケメンでもいた?」



私は言われるがまま窓の外を見た






驚いた







渡り廊下には天原純がいた





女子と話している





「あの可愛い子だれ?」








…もしかして





「三嶋……亜美…」



「あ、聞いたことある!あの子も純ちゃんと同じくらい人気の甘党女子だよ」




「…そうらしいね」









…モヤモヤ…








まただ…この感じ何?









ガラッ





勢いよく教室の扉が開いた

それに対し私もクラスの皆も一斉に扉の方を向いた




そこには…


「小春先輩!ちょっと来てください!」



あ、天原純?!



「え、あんたさっき下に…」



「走って来たんです。さあ、早く」




「ほら、早く行きなよ」


ドンっ


茉実に背中を押された




「…ちょっと行って来る」







天原純のもとへ行くと、手首をギュッと掴まれ



「走るよっ!」


「えっ?」




そして走った

誰もいない校舎裏に連れて来られた



「はぁ……やっと小春先輩と2人になれた」



「…どうしたの?」



天原純はなぜか黙り込んだ





すると天原純は私に顔を近づけて来た





私が逸らそうとすると

手で顔をつかまれた








天原純はじっと私の顔を見て


そして安心したような笑い方をして言った





「久しぶりな気がする……先輩見ると安心出来る」









そんな可愛い顔して

今にも溶けそうに笑うなんて…








キュンっ…













「純くんこんな所にいた」




そこには三嶋亜美がいた





すると

天原純は大きく溜め息をした



「はぁ〜……さっきも言ったけど、もうやめてくれないかな」







…一体何が起こってるの?



何が何だかわからない

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