右耳ピアスのアイツ
「まぁ、そうだよな。」

俺はそう言って、京治の隣りを歩く。


京治は女嫌い…って程ではないけど、
特定の女を作ったことがない。

なぜか花菜ちゃんには、興味があるみたいだけどな…。

てか、高3で初カノかよ……



俺達が廊下を歩いていたら

「きゃぁぁぁああ!!!」

突然、女達に叫ばれた。

……いい加減慣れてきた。


うっとおしい、と思いながら笑顔で対応する俺。

好きな人に冷たくされる辛さを知っているから……


彼女達に冷たくすることは出来ない。

< 40 / 49 >

この作品をシェア

pagetop