遠い記憶に君がいた。
1人で教室に向かおうとした時、
ある女子軍団に呼び出された。
「ねえ、転入生の美波冴侑さんだよね?ちょっと来てくれる?」
私は何も言わず、ただただ女子軍団の背後についていくだけだった。
ついていくと、よくありがちな体育館の裏で話した。
「美波さん?転入2日目で普通男の子と学校くるかなあ?何様のつもり?」
「別に私は一緒に行こうって言ってないし岡田くんがただついてきただけ。たったそれだけのこと。」
「うっせーんだよ!」
大きな声で発したあと、私は頬を殴られた。
「次、こういうことしてみろよ。ただじゃおかねーからな。」
私は小さい声で
「もう犯されてるし。」
女子軍団が学校へ戻ろうとした時
岡田くんがきた。
「お前ら、何してんだよ。」
女子軍団は丸い目をして
「え、あ、美波さんに学校を案内してたんだぁ♡」
「嘘だろ。体育館裏なんて使わねえのに何で裏まで案内すんだよ。」
「だ、だって美波さんが岡田くんを変な目で誘うから…」
「は?俺が今日誘ったんだよ。これでいいか?気が済んだら学校に戻れ。」
女子軍団は文句を言いたそうな顔をして学校に戻っていった。
「大丈夫か?」
岡田くんが私の肩を触ろうとした瞬間、私はその手を振り払った。
「岡田くんが近くにいるからこんな目に遭ったんだじゃない。何が大丈夫よ。もう私の近くにいないで!」
私は走って学校へ戻った。
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