【完】強引に、キス
そう言うと、悠雅は怒りをぶつけるように私の両腕を痛いくらいに掴んでベンチの背もたれに押し付けた
「何言ってんだよ!お前……俺はお前の事離さねえぞ!言ったよな?!俺はあんな女と結婚なんてしねえし、音亜以外の女なんて考えらんねえ!俺はっ」
「そういうの、はっきり言って迷惑」
「ッ!!!」
私は悠雅の力が弱まった所で、ベンチから立ち上がり、冷たい言葉で立ち上がる
「大丈夫だよ……ただ、前に…9カ月前に戻るだけだから。今までありがとう………バイバイ」
顔をみないまま、背をむけて別れを告げて立ち去る
ボソッ
「………………バイバイ…っ、悠雅…っ」
歩く私の足は段々早まり、すぐに走っていた